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千春とは何者か?柔道とムエタイからMMA王者への歩み

千春の出身・生年月日・階級と、柔道・ムエタイからFighting NEXUS王者へ至る歩みを紹介。攻防の切り替わりに注目して、その人物像を読む。

出身:日本・東京都 / 生年月日:2001.06.03 / 階級:フェザー級

柔道とムエタイを背景に、MMAの王座へ。 千春はFighting NEXUSのフェザー級王座を獲得した選手だ。RIZINマンが最初に挙げた「千春は何者か?」という問いに、王座へ至る歩みと攻防の選択から迫りたい。

千春はプロMMA7勝1敗0分、KO・TKO率29%、サブミッション率43%。鈴木博昭はRIZIN7勝6敗0分、KO・TKO率71%、サブミッション率0%。率の分母は各選手の勝利数。

RIZIN.55で鈴木博昭と対戦

千春は鈴木博昭と、66.0kg、5分3ラウンドのRIZIN MMAルールで対戦する。今回がRIZIN初参戦だ。

デビューから王座まで

千春はFREEDOM@OZ所属。柔道とムエタイを競技の背景に持ち、2023年8月にFighting NEXUSでプロデビューし、第3代フェザー級王者となった。

ここで注意したいのは、「柔道とムエタイを背景に持つ」ことと、今回どちらの局面を得意とするかは同じではないことだ。競技歴だけから鈴木戦の攻め方を決めつけず、実際の選択を見る。

初戦の反則負けから勝利を重ねて王座へ。その道筋について、千春はプロフィールに掲載された意気込みで触れている。初戦の一敗を「負け知らずの新星」という飾りで消してしまうと、RIZINで示したいものを取り違える。本人は参戦そのものを到達点とはせず、この舞台でも通用することを証明したいと述べている。今回は、積み上げた実績を別の舞台で試す一戦だ。

プロフィール上の7勝にはTKO、一本、判定が含まれる。ただし、この内訳だけで鈴木戦の決着方法を予想することはできない。相手が攻め返した局面でも自分の選択を続けられるか。勝ち方の多様さより、想定どおりに進まない時間への対応を見たい。

RIZIN初参戦――鈴木博昭と向き合う(RIZIN.55)

会見で千春は、鈴木を最後まで諦めない戦い方をする選手と見て、自身も粘り強く勝利を目指す姿勢を示した。鈴木も千春を他団体の現役王者として迎え、体を張り合う試合への意欲を語っている。両者の言葉は意気込みであり、試合の展開を保証するものではない。

鈴木は立ち技で複数の王座を獲得してからMMAへ転向し、RIZINで勝ち負けを重ねてきた。直近の宮川日向戦の公式レポートでは、序盤に相手の打撃を受けた後も立て直し、TKO勝ちした攻防が記録された。経験差を単純な優劣に置き換えることはできないが、初参戦の千春にとって、相手が一度崩れても攻め返してくる可能性を考える材料にはなる。

見るべきは、自分の攻撃を出せない時間に何を選ぶかだ。 初参戦の緊張や相手の圧力を外から断定することはできない。攻めが続いた場面だけでなく、相手が押し返した後に間合いと姿勢を立て直せるか。Fighting NEXUSでの実績を、RIZINの一戦でどう示すかがこのカードの問いになる。

その答えは一度の打撃やテイクダウンでは出ない。千春が先に仕掛けた後、鈴木に距離を詰め直された場面で何を選ぶか。逆に鈴木の攻めを受けても、次の攻撃へ戻れるか。初参戦というラベルより、攻防が二度目に切り替わる瞬間を追うと、千春という選手の輪郭が見えてくるはずだ。

RIZINマンのイラスト

THE PERSON BEHIND THE JOURNAL

RIZINマン

中学2年のときに見たプロレスをきっかけに、格闘技にはまる。自身も空手を経験。RIZINは現地でも観戦し、PPVは毎回購入しています。

好きな選手は堀口恭司。試合を見る・語る楽しさを、格闘技JAPANで届けます。

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