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メヘウラは何者か?ハワイから来た接近戦の仕掛け人

メヘウラの出身・生年月日・階級と、ハワイからXtreme Coutureへ至る歩み。クリンチを入口に、打撃型の一言では収まらない人物像を読む。

出身:米国・ハワイ / 生年月日:1995.11.25 / 階級:フェザー級

近い間合いで、次の攻撃を重ねる。 メヘウラを知る入口は、強打だけでなくクリンチにある。萩原京平との一戦で目を引いたのも、離れた距離の打ち合いだけではなかった。ハワイから米国の団体を経てRIZINへ。その歩みと、接近戦で見たい選択を読む。

アバイジャ・カレオ・メヘウラは、米国ハワイ出身のフェザー級ファイター。所属はXtreme Couture。RIZIN.55では66.0kg、5分3ラウンドで相本と向き合う。

「ハワイの打撃型」だけでは収まらない

メヘウラは2021年にFury FCでプロMMAのキャリアを始め、その後は複数の米国団体を渡り歩いてきた。勝ち続けて一直線にRIZINへ来たわけではなく、連敗と再起を経験した選手だ。

勝利の多くはKO・TKOだが、絞め技での決着もある。打撃型という入口は分かりやすい。しかし、その分類だけでは、接近した後に打撃を続けるのか、組みへ移るのかという選択を捉えきれない。

強打の有無に加えて、どの位置から打撃を出すかを見る。 メヘウラを初めて見るときは、ここを入口にしたい。距離が詰まれば打撃の時間が終わる、という見方では拾えない攻防がある。

本人が挙げる強みはクリンチ

萩原戦後のインタビューでメヘウラは、クリンチを自身の強みに挙げた。首相撲を長く練習し、MMAへの転向後は組みと立ち技を混ぜてきたという。ここでいうクリンチは、立ったまま相手と組み合う近距離の攻防だ。

萩原戦のレポートには、接近して首相撲を作り、ヒジとヒザへつないだ場面がある。 相手と密着することが休憩や仕切り直しにならず、そのまま攻撃の入口になる。本人の言葉と、この試合の攻防がつながる部分だ。

ただ、本人はヒザだけを特別な得意技とは説明していない。好機を有効に使うという語り方だった。印象的なフィニッシュだけを切り取って「ヒザの選手」と覚えるより、そこへ持ち込む接近の仕方を見ると、次の試合でも注目する場面を見つけやすい。

メヘウラを見る3つの局面。接近する位置、組んだ後の攻撃、離れた後の選択。
接近する位置、組んだ後の攻撃、離れた後の選択を見る。

RIZIN初戦の内容と、記録に残った結果

萩原戦はノーコンテストだった。前日計量で1.5kg超過し、メヘウラが試合内容で上回っても勝利が記録されない条件で実施された。

攻めが印象に残ったことと、RIZINで白星を得たことは別だ。 この区別は人物像にも関わる。初戦の内容だけを勲章にして紹介すれば、競技上の結果を取り違えてしまう。

本人も試合後、体重を作れなかったことを謝罪し、内容への手応えがあっても素直には喜べないと話した。次に問われるのは、通常の条件を揃えたうえで、自分の攻めをもう一度示せるかだ。今回の計量が済む前に、前戦と同じ条件で評価することはできない。

相本宗輝と向き合う(RIZIN.55)

相本との対戦では、離れた打撃と近い距離の攻撃がどうつながるかを見たい。メヘウラが近づいた際、相本がすぐ離れるなら、次の接近をどこから作るのか。組み合えたなら、そこから攻撃まで続くのか。相本の一発を待つ見方に、この視点を一つ足せる。

相本の初参戦には、無敗の選手がどこまで通用するかという大きな関心がある。そこへメヘウラ自身の再起とRIZIN初白星への課題を重ねると、この試合は一人の登場を見届けるだけのものではなくなる。

近づく、組む、攻める。 そのつながりを追うと、メヘウラの試合は見やすくなる。 両者の勝ち筋とAI予想は別の考察記事で掘り下げる。まずはメヘウラが作ろうとする距離を知り、相本戦でその距離が生まれるかを見たい。

RIZINマンのイラスト

THE PERSON BEHIND THE JOURNAL

RIZINマン

中学2年のときに見たプロレスをきっかけに、格闘技にはまる。自身も空手を経験。RIZINは現地でも観戦し、PPVは毎回購入しています。

好きな選手は堀口恭司。試合を見る・語る楽しさを、格闘技JAPANで届けます。

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